東京株式(大引け)=1207円高、米ハイテク株高と円安を好感
13日の東京株式市場は買い優勢で始まった後、日経平均株価は次第に上げ幅を広げ、後場に入ると上げ足を一段と強め1200円あまりの上昇で高値引けとなった。
大引けの日経平均株価は前営業日比1207円51銭高の3万6232円51銭と大幅続伸。プライム市場の売買高概算は20億9376万株、売買代金概算は4兆9725億円。値上がり銘柄数は1342、対して値下がり銘柄数は284、変わらずは20銘柄だった。
きょうの東京市場は、主力株を中心に大きく上値を追う展開となった。3連休明けとなったきょうのマーケットだが、前日の米国株市場でハイテク株中心に買いが優勢だったことや、外国為替市場でドルが買われ円安に傾いたことも輸出セクターに追い風となった。日経平均は後場に入ると先物主導で戻り足が加速し、3万6000円台を回復してなお強調展開を継続、売り方の買い戻しを誘発する形に。結局大引けは1200円あまりの上昇で高値引けとなった。売買代金は8月に入ってから初めて5兆円に届かなかったが、物色意欲は旺盛で値上がり銘柄数は1300を上回りプライム市場全体の82%を占めている。
個別では、売買代金1位となったレーザーテック<6920>、同2位の東京エレクトロン<8035>、同3位のディスコ<6146>が揃って大幅高に買われている。ソフトバンクグループ<9984>も物色人気、三菱重工業<7011>も高い。三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクも買われた。トヨタ自動車<7203>が堅調、日立製作所<6501>も値を上げた。キーエンス<6861>の上げ足も際立っている。TREホールディングス<9247>が値上がり率トップ、I-ne<4933>、円谷フィールズホールディングス<2767>、ヤマシンフィルタ<6240>、artience<4634>などがストップ高となった。
半面、リクルートホールディングス<6098>が冴えず、任天堂<7974>も軟調。シャープ<6753>は大幅安。このほか、オリエンタルランド<4661>も売りに押された。カーリット<4275>、ジャムコ<7408>が急落、アトラエ<6194>、ミルボン<4919>なども大きく水準を切り下げている。
出所:MINKABU PRESS
執筆者 : MINKABU PRESS
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