米雇用統計を受けて0.50%ポイントの大幅利下げへの期待が浮上
この日の米雇用統計の発表を受けて、NY市場は前日からのリスク回避の雰囲気を強めており、為替市場ではドル売りが強まっているほか、米株式市場ではダウ平均が900ドル超急落している。米国債利回りも急低下しており、FRBの政策金利に敏感な2年債も10年債同様に4%を下回って推移している。
前日のISM製造業景気指数と本日の米雇用統計で、景気の先行き警戒感が一気に高まっているほか、FRBの利下げ期待がさらに強化されている。一部のエコノミストからは0.50%ポイントの大幅利下げへの期待も出ているようだ。9月と11月にそれぞれ0.50%ポイントずつ利下げを実施する可能性があるという。
さらに12月会合に0.25%ポイントの利下げがある可能性にも言及している。来年にかけて政策金利が3.00-3.25%になるまで利下げは続くと見ているようだ。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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