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ダウ平均、ナスダックとも方向感のない展開 パウエル証言は波乱なく通過=米国株概況

株式 

NY株式9日(NY時間16:20)(日本時間05:20)
ダウ平均   39291.97(-52.82 -0.13%)
S&P500    5576.98(+4.13 +0.07%)
ナスダック   18429.29(+25.55 +0.14%)
CME日経平均先物 41550(大証終比:-70 -0.17%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均、ナスダックとも方向感のない展開が続いた。本日はパウエルFRB議長の議会証言が行われたが、米株式市場は波乱なく通過している。

 議長は「もっと良いデータがあればインフレへの信頼高まる」と述べ、更にデータを確認したい姿勢を強調。「緩和が早過ぎたり、多過ぎたりすると、インフレの進展に悪影響を及ぼす可能性がある」とも述べた。このところの指標がインフレの落ち着きや景気減速の兆候を示していることから、一部にはハト派に傾斜するのではとの見方も出ていたが、その雰囲気はなかった。

 ただ、想定範囲内でもあったことから、米株式市場の反応は限定的に留まった模様。短期金融市場では年内2回の利下げと9月利下げ開始予想で変わらずとなっている。

 「労働市場は弱含みで推移しており、パウエル議長は注意を払い始めている。議長は政策が制限的であり、インフレに進展があることを認識している。これは、年後半にパウエル・プットを行う下地を作る可能性がある」との見解も聞かれた。

 前日は半導体株の上げが目立ち、一部の銘柄は本日も堅調に推移した。エヌビディア<NVDA>が続伸したほか、インテル<INTC>も5日続伸。堅調な需要と在庫サイクルの上昇傾向、AIという構造的な追い風により、引き続き米株式市場を牽引している。ただ、AI関連の大手銘柄にはそろそろ利益確定を入れる時期に来ているとの指摘も出ている。その一方で、年後半も話題性は衰えないと考える投資家も多く、完全にエクスポージャーから外すことは難しいとも述べていた。

 バイオ医薬品のキメラ・セラピューティクス<KYMR>が大幅高。パートナー企業である仏サノフィが、進行中の標的タンパク質分解薬「KT-474 IRAK4」の皮膚疾患である汗腺膿瘍(HS)およびアトピー性皮膚炎(AD)を対象とした臨床試験(第2フェーズ)を拡大するための措置を講じると発表した。

 ヘリオス・テクノロジーズ<HLIO>が大幅安。アナリストが投資判断を「中立」に引き下げた。

 オラクル<ORCL>が下落。マスク氏率いるAIスタートアップのⅹAI社との100億ドル規模のクラウド契約に関する協議を打ち切ったと報じられた。

 消費財メーカーのヘレン・オブ・トロイ<HELE>が決算を受け大幅安。通期のガイダンスも公表し、1株利益、売上高とも見通しを下方修正した。

 ロボット処理による自動化ソフトウエア開発のUiPath<PATH>が下落。全世界の従業員約4200人のうち約10%を削減すると発表したことが嫌気された。

インテル<INTC> 34.59(+0.60 +1.77%)
キメラ<KYMR> 39.44(+7.48 +23.40%)
ヘリオス<HLIO> 41.26(-5.07 -10.94%)
オラクル<ORCL> 140.68(-4.35 -3.00%)
ズームインフォ<ZI> 12.47(+0.57 +4.79%)
ヘレン・オブ・トロイ<HELE> 64.33(-24.68 -27.73%)
UiPATH<PATH> 11.93(-0.89 -6.94%)

アップル<AAPL> 228.68(+0.86 +0.38%)
マイクロソフト<MSFT> 459.54(-6.70 -1.44%)
アマゾン<AMZN> 199.34(+0.05 +0.03%)
アルファベットC<GOOG> 190.44(-0.04 -0.02%)
テスラ<TSLA> 262.33(+9.39 +3.71%)
メタ<META> 530.00(+0.68 +0.13%)
AMD<AMD> 177.10(-1.59 -0.89%)
エヌビディア<NVDA> 131.38(+3.18 +2.48%)
イーライリリー<LLY> 932.50(+14.50 +1.58%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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