米10年債利回り低下 パウエル議長がディスインフレ傾向再開に言及=NY債券概況
米国債利回り(NY時間16:33)(日本時間05:33)
米2年債 4.747(-0.008)
米10年債 4.434(-0.028)
米30年債 4.602(-0.021)
期待インフレ率 2.303(-0.018)
※期待インフレ率は10年債で算出
きょうのNY債券市場で10年債利回りは低下。きょうはパウエルFRB議長がECBのフォーラムに出席し「物価はディスインフレ傾向再開を示すようになった」と述べていたことから利回りも低下した。ただ「インフレが2%まで下がることを確信したい。最近のようなデータをもっと見たい」と利下げに慎重姿勢も示していた。
全体的には週末の米雇用統計待ちの雰囲気が強い。この日発表の米求人件数が予想を上回ったことで下げ幅を縮小する場面も見られた。
2-10年債の利回り格差は-31(前営業日:-29)と逆イールドの縮小が一服している。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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