東京株式(大引け)=457円安と大幅反落、米株市場の急落で売り膨らむ
24日の東京株式市場で日経平均株価は大幅反落。前日のNYダウが今年最大の下落となり、東京市場でも半導体関連株を中心に売りが膨らんだ。
大引けの日経平均株価は前日比457円11銭安の3万8646円11銭。プライム市場の売買高概算は13億9976万株。売買代金概算は3兆8624億円となった。値上がり銘柄数は599と全体の約36%、値下がり銘柄数は1003、変わらずは47銘柄だった。
前日のNYダウは605ドル安と今年最大の下げ幅を記録した。5月の米国の購買担当者景気指数(PMI)が市場予想を上回る内容となり、米国の早期利下げ期待が後退した。ハイテク株比率の高いナスダック指数も下落した。東京市場では、この米株安を嫌気する売りが膨らんだ。特に、エヌビディア<NVDA>の好決算を受け前日に急伸した半導体関連株には利益確定売りが優勢となった。日経平均株価は一時700円を超える下落で3万8300円台まで下落する場面があったが、後場にかけ下げ幅は縮小した。電子部品や機械、商社株などが安く、海運や薬品株などが高い。
個別銘柄では、レーザーテック<6920>やディスコ<6146>、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>が安く、TOWA<6315>やソフトバンクグループ<9984>も売られた。ソニーグループ<6758>やニデック<6594>が安い。ファーストリテイリング<9983>も値を下げた。三菱商事<8058>や三井物産<8031>が下落し、キーエンス<6861>やSMC<6273>も軟調だった。
半面、ルネサスエレクトロニクス<6723>や日立製作所<6501>、三菱電機<6503>が高く、リクルートホールディングス<6098>がしっかり。川崎汽船<9107>や日本郵船<9101>が買われ、第一三共<4568>やアステラス製薬<4503>が値を上げた。
出所:MINKABU PRESS
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執筆者 : MINKABU PRESS
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