イランによるイスラエルへの大規模なミサイル攻撃が差し迫るとの情報

　米国とその同盟国は、イランもしくはその代理人によるイスラエルの軍事・政府目標への大規模なミサイル攻撃もしくはドローン攻撃が差し迫っていると考えているとの観測報道が流れている。高精度のミサイルを使用する可能性があり、今後数日のうちに行われるかもしれないという。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。米国とイスラエルの諜報機関からの評価に基づいて、「もし」ではなく「いつ」の問題と見ているという。

　イランは先週、シリアの首都ダマスカスにある外交官官邸が攻撃され、イランの軍高官が死亡したことへの報復として、イスラエルを攻撃すると脅している。イスラエルは伝統的にシリアやレバノンなどでの作戦を曖昧にする政策をとっているが、この攻撃の背後にイスラエルがいることを明確には認めていない。

　イスラエルの政府施設や軍事施設が標的にされる可能性はあるが、民間施設は標的にされないだろうと言われている。イスラエルは、ガザのラファでハマスに対する地上攻撃を開始する前に、この攻撃が行われるのを待っていると同盟国に伝えているという。