ドル円は上に往って来い、春闘第1回集計結果を控えて=東京為替概況
ドル円は上に往って来い、春闘第1回集計結果を控えて=東京為替概況
ドル円は上に往って来い。東京午前のドル円は、前日に2月の米生産者物価指数(PPI)の市場予想を上回る結果などからドルが買われた流れを引き継ぎ、前日高値を上回る148.66付近まで一時上昇した。しかし、午後は午前の上げを帳消しにして、前日終値付近で小動きとなった。日本時間きょう午後4時15分から連合が記者会見を行い、春季労使交渉(春闘)第1回集計結果を発表する予定となっていることから、ポジション調整とみられる動きが重石となった。植田日銀総裁は、2%の物価目標の実現に春闘の動向は大きなポイントと発言していたことから、きょう発表の春闘第1回集計結果に一段と関心が集まっている。
ユーロドルは1.08台後半での推移。前日に1.09割れに沈んだあと、東京市場では一時1.0873付近までジリ安となったが、値幅自体は限定的。
ユーロ円はもみ合い。午前に161.67付近まで強含んだあと、ドル円と同様に午後は一転して161.24付近まで下落した。
NZドルは軟調。日経平均やアジア株の下落を背景に、リスク動向に敏感なオセアニア通貨売りがやや優勢となり、NZドル円は一時90.44付近まで下落している。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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