広告を非表示にする
ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

ダウ平均は小幅高 予想通りのPCEデフレータにひとまず安心感=米国株序盤

株式 

NY株式1日(NY時間12:07)(日本時間02:07)
ダウ平均   39045.49(+49.10 +0.13%)
ナスダック   16193.11(+101.19 +0.63%)
CME日経平均先物 40155(大証終比:+155 +0.39%)

 きょうの米株式市場でダウ平均は小幅高。序盤は下げて始まったものの、本日はIT・ハイテク株が半導体株中心に堅調に推移しており、ナスダックはプラス圏で推移しているほか、ダウ平均も上げに転じている。この日発表のISM製造業景気指数が予想外に低下したことで、米国債利回りが低下していることも米株式市場をサポートしているようだ。

 米株式市場は前日のPCEデフレータを無難に通過したことで、雰囲気は落ち着いている。きょうから3月相場に入るが、2月も人工知能(AI)ブームと利下げ期待に牽引された上昇が続き、株価指数は月間でプラスで終わった。特にナスダックは6.1%上昇し、終値ベースでの最高値を更新している。

 3月相場も引き続き、FRBがいつ利下げに転じるのかに鋭く注目することになるのかもしれない。FRBが年内に利下げを開始するのかどうかではなく、いつ利下げするのかを引き続き追い求めることになりそうだ。

 一部からは「われわれは依然としてディスインフレ派であり、FRBは6月までに利下げに踏み切らざるを得ないと考えている」といった声も聞かれる。短期金融市場では6月か7月が有力視されているが、今後の指標次第といったところ。その意味でも、来週はパウエルFRB議長の議会証言や米雇用統計、ECB理事会など重要イベントが目白押しで、本日の市場はそれらへの反応を見極めたい雰囲気も強い。

 アップル<AAPL>が軟調に推移。米大手証券が同銘柄をコンビクション・リストから除外した。ただ、投資判断は「買い」を維持し、目標株価も従来の223ドルから232ドルに引き上げている。同証券がコンビション・リストから銘柄を除外するのは、米国株全体のカバレッジにおいて、その銘柄がもはやトップクラスの投資アイデアではないと判断した場合。

 ニューヨーク・コミュニティー・バンコープ(NYCB)<NYCB>が大幅安。前日引け後に融資審査に関する内部統制に重大な弱点が判明したため、年次の有価証券報告書(Form10-K)の提出を延期すると発表した。経営陣の交代も発表し、カンジェミCEOは退任し、ディネロ氏が新CEOに即日就任した。

 商業用不動産に絡んで地銀のクレジットリスクは懸念事項の1つではあり、市場も神経質になっているが、いまのところ成り行きを見守っている状況。

 デル・テクノロジーズ<DELL>が前日の決算を受けて大幅高。AIサーバーの需要急増が牽引。第4四半期に8億ドルのAI関連製品を出荷したが、この数字は今四半期も増加が予想されるとの指摘も出ていた。

 ボーイング<BA>が、同社最大のサプライヤーであるスピリット・エアロシステムズ<SPR>を買収することで協議していると伝わった。この報道を受けてスピリット・エアロ株は大幅高となっている一方、ボーイングは下落。

 エネルギー関連株が堅調。商品市場で原油先物(WTI)が昨11月以来の80ドル台を回復しており、関連株も底堅い動きとなっている。

 イーライリリー<LLY>が上昇。アナリストが目標株価を従来の800ドルから1000ドルに引き上げた。ウォール街では最高水準で、前日終値から33%高い水準となっている。

 音声AIを手掛けるサウンドハウンドAI<SOUN>が決算を受け大幅安。売上高が予想を下回ったほか、EBITDAも予想外の赤字となった。通期の売上高も予想を下回る見通しを示した。

NYCB<NYCB> 3.68(-1.12 -23.28%)
デル<DELL> 120.36(+25.70 +27.14%)
サウンドハウンドAI<SOUN> 6.41(-1.02 -13.68%)
イーライリリー<LLY> 776.46(+22.78 +3.02%)
ボーイング<BA> 200.94(-2.78 -1.36%)
スピリット・エアロ<SPR> 31.98(+3.38 +11.82%)

エクソンモービル<XOM> 106.17(+1.65 +1.58%)
シェブロン<CVX> 153.83(+1.82 +1.20%)
SLB<SLB> 49.52(+1.19 +2.46%)
オキシデンタル・ペトロリアム<OXY> 61.45(+0.84 +1.38%)
マラソン・オイル<MRO> 24.64(+0.39 +1.61%)
ハリバートン<HAL> 35.91(+0.84 +2.40%)

アップル<AAPL> 177.41(-3.34 -1.85%)
マイクロソフト<MSFT> 412.81(-0.83 -0.20%)
アマゾン<AMZN> 177.71(+0.95 +0.53%)
アルファベットC<GOOG> 138.96(-0.82 -0.59%)
テスラ<TSLA> 200.89(-0.99 -0.49%)
メタ<META> 499.72(+9.59 +1.96%)
AMD<AMD> 199.17(+6.64 +3.45%)
エヌビディア<NVDA> 815.76(+24.64 +3.11%)
イーライリリー<LLY> 776.46(+22.78 +3.02%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

関連タグ

為替ニュース/コラム

一覧を見る

注目ニュース

新着ニュース

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます

主要通貨レート

関連ETF

FXアプリ スマホランキング

GMOクリック証券 56

ドル円スプレッド 0.2銭(原則固定・例外あり)
豪ドル円スワップ 122
最小取引単位 1,000通貨
テクニカルの種類 13
チャート画面で発注
自動利食い・損切り
GMOクリック証券 のアプリ詳細

外為どっとコム 54

ドル円スプレッド 0.2銭(原則固定・例外あり)
豪ドル円スワップ 110
最小取引単位 1,000通貨
テクニカルの種類 23
チャート画面で発注
自動利食い・損切り
外為どっとコム のアプリ詳細

ヒロセ通商 50

ドル円スプレッド 0.2銭(原則固定・例外あり)
豪ドル円スワップ 116
最小取引単位 1,000通貨
テクニカルの種類 13
チャート画面で発注
自動利食い・損切り
ヒロセ通商 のアプリ詳細

▶︎ FXアプリをまとめて比較する

直近24時間の重要経済指標

ad hide img

みんかぶプレミアム会員なら
広告非表示で利用できます

※サイトからのお知らせは除きます