マイクロンが上昇 エヌビディア向け広帯域メモリ「HBM3E」の量産開始=米国株個別
(NY時間10:31)(日本時間00:31)
マイクロン<MU> 90.18(+4.18 +4.86%)
半導体のマイクロン・テクノロジー<MU>が上昇。エヌビディア<NVDA>のAI向け最新チップに使用される広帯域メモリ「HBM3E」の量産を開始した。
同社は「HBM3E(高帯域幅メモリ3E)は、ライバルの製品よりも消費電力が30%少なく、生成AIアプリを駆動するチップの高まる需要を支援する」と述べている。
エヌビディアはこのチップを次世代GPU「H200」に採用する予定で、第2四半期に出荷が開始され、チップ設計会社の売上急増の原動力となった現行のH100チップを追い抜くことになる。
エヌビディアのサプライヤーである韓国のSKハイニクスが主導するAI向け高帯域幅メモリー(HBM)の需要も好調で、マイクロンが他の市場での鈍い回復を克服できるのではないかという期待を高めているようだ。
HBMについて同社は以前、24年度に数億ドルの売上を見込み、25年度も成長が続くと述べていた。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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