ポンドドルは狭い範囲で上下動 今週は重要な英指標が発表=NY為替
明日の米消費者物価指数(CPI)待ちの雰囲気の中で、きょうのポンドドルは1.26ドル台前半での狭い範囲での上下動に終始している。今週は重要な英経済指標が発表になり、ポンドはその内容を見極めたい雰囲気もあるようだ。明日は英雇用統計が発表され、明後日には英消費者物価指数(CPI)が公表される。
週平均賃金も消費者物価指数(CPI)も前回からインフレの鈍化を示唆する内容が予想されているようだが、英CPIにについては、英中銀が注視しているサービスインフレが依然高水準での推移が予想されており、週平均賃金(除賞与)も前回からは鈍化が見込まれているものの、なお前年比で6%が見込まれている。予想通りであれば、英中銀の早期利下げ期待を高めることにはならないと見られているようだ。
本日はベイリー英中銀総裁の発言が伝わっていたが、景気の先行きに前向きな見方をしており、暗に早期利下げ期待はけん制していたようにも思われる。
GBP/USD 1.2631 GBP/JPY 188.64 EUR/GBP 0.8532
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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