ラガルドECB総裁、職員組合の調査で評判が芳しくない
ラガルドECB総裁が8年間の任期の中間点を迎える中、ECBの職員組合の調査では評判が芳しくないようだ。ECBのIPSO組合が12月に実施した職員などへのアンケート調査で、回答者の過半数がラガルド氏の総裁職を「お粗末」または「非常にお粗末」と評価した。また、53%以上が「総裁に適任ではない」と回答している。
前任者のドラギ氏やトリシェ氏の調査結果よりもかなり厳しい内容で、両者とも任期終了後に同様の組合調査を受けたが、概ね好意的に評価されていた。
調査によると、多様性政策を含む内部事項に関して回答者の不満が広がっている。また、総裁は金融政策と関係のない話題に多くの時間を費やし、政治的な領域に頻繁に足を踏み入れ過ぎていると批判する声も多かった。
これに対してECBの広報は、調査は5000人以上の職員と研修生のうち1159人の意見を集約したもので4分の1にも満たず、この調査は欠陥があると指摘した。
一方、IPSOが今回の調査における375の定性的コメントを要約したところ、懸念の中心はラガルド総裁のリーダーシップのスタイルであり、多くの人が「独裁的」と受け止めているという。また、総裁が自分の私利私欲を満たすため、恐らくは次の一手を準備するため、との懸念も表明された。
執筆者 : MINKABU PRESS
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