アナリストがネクストラッカーを「買い」でカバレッジ開始＝米国株個別

（NY時間13:36）（日本時間03:36）
ネクストラッカー＜NXT＞　41.64（-0.48　-1.14%）

　アナリストが、統合型ソーラートラッカー（太陽光追尾装置）を手掛けるネクストラッカー＜NXT＞を「買い」でカバレッジを開始し、１２カ月先の目標株価を６２ドルに設定した。先週末終値から４７％高い水準。同社には明るい展望が開けていると指摘。

　同社にとって今後の大きなきっかけとなるのはインフレ削減法の控除適用だという。「同社のクレジットの価値は実際、すべてのソーラーコンポーネントの中で最も有利なものの１つであることに注目している」と指摘。

　トラッカー・クレジットは同社の粗利益の２０－２５％を占める可能性があり、同様に製造クレジットは同社の売上高の３０－４５％を牽引し、その影響の大きさはパネルに次ぐ可能性があるとしている。

　同社はすでに米市場のリーダーとしての地位を確立しているが、同社の多様な地理的展開が、急成長市場へのエクスポージャーを提供する上でプラスに働くと指摘。同アナリストによると、同社の米国外市場での成長の伸びは過去３年間で国内市場を２倍超上回っているという。

　ただ、本日の株価は軟調。

【企業概要】
　世界の太陽光発電プロジェクトで使用される統合型ソーラートラッカーとソフトウェアソリューションを提供する。太陽の動きに合わせてソーラーパネルの列を独立して動かすことのできる独自のトラッカーにより、エネルギー生産におけるパフォーマンスの最適化を可能にする。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美