アジア株はまちまち、材料難で方向感に欠ける あすの中国製造業PMIやFOMC控え売買手控え

アジア株はまちまち、材料難で方向感に欠ける　あすの中国製造業PMIやFOMC控え売買手控え

東京時間14:00現在
香港ハンセン指数　　 17350.66（-48.07　-0.28%）
中国上海総合指数　 3022.91（+5.12　+0.17%）
台湾加権指数　　　　 16148.80（+14.19　+0.09%）
韓国総合株価指数　 2308.20（+5.39　+0.23%）
豪ＡＳＸ２００指数　　　 6776.90（-49.96　-0.73%）
インドＳＥＮＳＥＸ３０種　 63637.90（-144.90　-0.23%）

アジア株はまちまち、新規材料に乏しく方向感に欠ける。
イスラエル軍は先週末ガザへの攻撃を強化したが、イスラエル軍の攻撃は当初表明していたよりも慎重に進めているとの見方から中東情勢に対する過度な懸念は後退している。

今週の中国製造業PMIや米FOMCなど重要指標を控え様子見姿勢が強まっている。
あすは中国10月の製造業PMIおよび非製造業PMIが発表される。製造業PMIはかろうじて50を維持することが予想されているが、50を割り込めば景気減速懸念が再燃する恐れがある。1日には中小企業を対象とした財新の10月製造業PMIが、3日には財新非製造業PMIが発表される。

きょう予定されていた中国不動産会社大手の恒大集団に対する清算申し立てを巡る審理が土壇場で中止、12月4日に延期となった。およそ3270億ドル（約49兆円）相当の負債を抱える恒大に清算命令が出た場合、中国不動産会社としては過去最大となる可能性。

香港株は0.28%安。招商銀行や中国工商銀行、中国建設銀行など銀行株が下落している。原油安を受け中国海洋石油や中国石油天然気などエネルギー関連も下落している。
金属採掘会社の紫金鉱業集団は4.6%高、NY金価格が1オンス＝2000ドル台を突破したことが材料視されている。イスラエルとハマスの戦闘激化により有事の金に買いが集まっている。