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ドル円は149円台半ばまで買い戻し 10月相場のドル高を期待した買い=NY為替概況

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ドル円は149円台半ばまで買い戻し 10月相場のドル高を期待した買い=NY為替概況

 きょうのNY為替市場、ドルが買い戻されドル円は149円台半ばまで買い戻された。本日は一時148円台半ばまで下落していたが、日本時間0時のロンドンフィキシングにかけて、ロンドン時間までの下げを解消した。

 月末および期末に絡んだ調整はドル買い需要だったようだが、それも大方終了していた中で、ドルは上値での戻り売りが出ていた。しかし、基本的な流れに変化はなく、下値では10月相場のドル高を期待した買いが入るようでドル円の下値をサポートしている。

 朝方に8月のPCEデフレータが発表になっていたが、2020年後半以降で最も緩やかなペースの上昇となった。FRBが次回FOMCで利上げを見送る可能性が示唆されており、短期金融市場でも80%以上の確率で据え置きが見込まれている。コア指数は前月比0.1%、総合指数はエネルギー価格上昇を反映して0.4%上昇した。

 なお、米政府機関が閉鎖となれば、経済指標の発表も延期される可能性が高い。来週は6日金曜日に米雇用統計が予定されているが、そこまでに議会がつなぎ予算を成立できなければ発表は延期される可能性もありそうだ。

 ユーロドルは戻り売りに押され、1.05ドル台に再び値を落とた。今週は節目の1.05ドルを割り込む場面もあったものの、急ピッチな下げから過熱感も高まっており、いまのところは1.05ドルの水準は維持されている。ただ、本日の動きを見ても上値はなお重い印象。

 本日は9月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)の速報値が発表になっていたが、コア、総合ともに予想を下回っていた。今回の数字を受けて市場では、ECBの利上げサイクルは終了との見方をさらに強めている。

 一方、利下げのキーワードにはまだ遠いようで、ECBは24年まで金利を維持する可能性が高いとの指摘も聞かれる。原油価格上昇により、エネルギー・インフレは来年早々にゼロを超えるだろうが、総合インフレへの影響は、食料品とコアインフレのさらなる低下によって相殺され、2023年末までに前年比3.5%程度まで低下する可能性があるという。それでも、24年後半までECBが2%目標を持続的に達成する自信はないとしている。さらに利下げがあるとすれば、来年9月とも付け加えた。

*ユーロ圏消費者物価指数(HICP)(概算値速報)(9月)18:00
結果 0.3%
予想 0.5% 前回 0.5%(前月比)
結果 4.3%
予想 4.5% 前回 5.2%(前年比)
結果 4.5%
予想 4.8% 前回 5.3%(コア・前年比)

 ポンドドルは戻り売りに押され、一時1.21ドル台に再び値を落とす場面も見られていた。英政府統計局(ONS)はきょう、新基準を使ってGDPを算出し直した結果、第2四半期は従来見込んでいたよりも2%大きいことが判明したと発表した。保守党大会を来月に控えたスナク政権には追い風になるとみられている。

 パンデミック前の19年10-12月GDPと比べると、今年4-6月のGDPは1.8%大きいという。ドイツはわずか0.2%、フランスは1.7%大きい中で、これまで他国に後れを取り、パンデミック前の水準を回復できずにいるとされた英経済が実際は独仏を上回る回復を果たしていたことが示された。

 ただ、これでもって英中銀のスタンスが大きく変わるとは見られていないようだ。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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