ドル円は145円台から147円近くまで上昇=ロンドン為替概況
ドル円は145円台から147円近くまで上昇=ロンドン為替概況
週明けのドル円は、週末に報じられた植田日銀総裁によるマイナス金利の解除の可能性言及発言を受けた円買いから、先週末の水準から大きく下げて始まった。ドル円は東京市場に続いてロンドン朝も下げが続き145円91銭を付ける動き。その後海外勢は下値での買いに回り、147円近くまで上昇した。
米国の引き締め姿勢が長く続くことで、日米金利差を狙ったドル買い円売り傾向が続くとの思惑がドル買い円売りを誘い、下がったところを買い場と見た参加者からのドル買いが入ったものと見られた。
ユーロドルは1.07台前半での推移。週末に著名なFedウォッチャーとして知られる米紙記者が今月のFOMCでの金利据え置きと今後についての厳しい議論に言及。ドル売りが少し強まったが、1.0750手前の売りが重く、もみ合いに終始した。
ユーロ円はドル円の下げもあり156円59銭まで下げた後、買い戻しが強まった。クロス円もドル円同様に下がったところでの買いが強い展開となった。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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