原油価格上昇でFRBの政策が変更される可能性があるとの指摘も
商品市場で原油価格が上昇を続けており、きょうのWTIは81ドル台半ばまで上昇している。本日はサウジが原油の自主減産をさらに1カ月延長、もしくは一段と長期化あるいは拡大させる可能性があると伝わったことも、WTIを押し上げた。サウジは7月から始めた日量100万バレルの自主減産を9月も実施する意向。
しかし、こうした上昇はガソリン価格の再上昇をもたらしている。過去1年間のガソリン価格下落が総合インフレを抑制し、株式市場の上昇の火付け役となっていた。
もし、原油価格上昇がさらに加速するようであれば、インフレの下降トレンドにブレーキをかけるか、あるいは逆に加速させる可能性もあるという。
これらはFRBの政策を変える可能性があり、市場が期待するような利下げは行われないかもしれないという。
NY原油先物9 月限(WTI)(NY時間12:43)
1バレル=81.50(+2.01 +2.53%)
(NY時間12:43)
エクソンモービル<XOM> 107.35(+2.06 +1.96%)
シェブロン<CVX> 161.31(+1.58 +0.99%)
シュルンベルジェ<SLB> 58.03(+0.56 +0.97%)
オキシデンタル<OXY> 61.72(+0.25 +0.41%)
マラソン・オイル<MRO> 26.19(+0.48 +1.85%)
ハリバートン<HAL> 39.87(+0.84 +2.15%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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