格付け会社フィッチが米国を格下げ イエレン米財務長官はフィッチの決定を「時代遅れ」だと批判
格付け会社フィッチが米国を格下げ イエレン米財務長官はフィッチの決定を「時代遅れ」だと批判
格付け会社フィッチは米国の格付けを「AAA」から「AA+」に引き下げた。今後3年間に予想される財政状況の悪化、高水準かつ増大する一般政府債務負担を理由にあげた。6月に債務上限を25年1月まで停止するという超党派の合意にもかかわらず、過去20年間、財政や債務問題を含むガバナンスの水準は着実に低下。政治的対立と土壇場での解決策により、財政運営に対する信頼が損なわれていると指摘した。
見通しは「ウオッチネガティブ」から「安定的」に変更した。
イエレン米財務長官はフィッチによる格下げに強く反対するとコメント。フィッチの決定は米国人、投資家、そして世界中の人々がすでに知っていること。古いデータに基づいており「恣意的」で「時代遅れ」だと批判した。

執筆者 : MINKABU PRESS
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