続伸、供給不足見通しによる買い戻しが続く=NY原油概況
NY原油先物9月限(WTI)(終値)
1バレル=79.63(+0.89 +1.13%)
ニューヨーク原油の期近は続伸。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月は0.80から0.89ドル高。その他の限月は0.08ドル安から0.73ドル高。
世界的な供給不足見通しから買い戻しが続いた。石油輸出国機構(OPEC)プラスが減産している一方、金融引き締めによる景気悪化や需要下振れ懸念が相場を圧迫してきたものの、需要減退が見られないなかで供給不足に対する意識が強まっている。中国の追加景気対策期待が根強いことも支援要因。ゼロコロナ政策が解除された後の景気回復が鈍く、大規模な景気対策が期待されている。
時間外取引で9月限は78.29ドルまで軟化。前日までの上昇を受けて利益確定の売りが優勢となった。ただ、下値は広がらず、通常取引開始後は買いが優勢。79.90ドルまで上昇し、80ドルの節目に迫った。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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