アナリストがメディア2社の投資判断引き下げ=米国株個別
ワーナーブラザース・ディスカバリー<WBD>とパラマウント<PARA>が軟調。アナリストが両メディア企業の投資判断を引き下げた。広告市場のひっ迫を理由に挙げている。ワーナーは「中立」、パラマウントは「売り」に引き下げた。
ワーナーはテレビ広告の大幅かつ差し迫った低迷のリスクを考慮したとしている。「同社が世俗的な問題を抱えていることは誰もが知っているが、企業価値がほとんど動いていない現在、見積もりはリスキーに見える」と述べた。同アナリストはアルファ・リストからワーナーを外し、TモバイルUS<TMUS>と入れ替えた。経営陣のフリー・キャッシュフロー(FCF)創出と負債縮小の能力を信じるが、そのスピードは微妙な広告収入に左右されると見ているとも語った。
パラマウントについては、「リニア広告へのエクスポージャーは攻撃を受けているアキレス腱だ」と表現している。財務的圧力は保守的な経営を継続させる可能性があるが、ビジネスが最も重要と述べている。動画配信は供給が需要を上回っているとも指摘した。
(NY時間10:25)
ワーナーブラザース・ディスカバリー<WBD> 12.46(-0.21 -1.66%)
パラマウント<PARA> 16.29(-0.18 -1.09%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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