グーグルがEUから競争法違反の疑いに関する正式な警告を受ける見通し=米国株個別
アルファベット<GOOG>傘下のグーグルは、EUから競争法違反の疑いに関する正式な警告を受ける見通しだと伝わっている。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。巨額の罰金につながり得るほか、同社の売り上げの大半を生み出している広告技術の中核部分が影響を受ける可能性があるという。
欧州委員会は、EU競争法(独占禁止法)に違反している疑いがあると警告する「異議告知書」について、14日にも発表する見通し。EUはこれまでも長期にわたってグーグルを標的にしており、これまで同社に対し計80億ユーロ超の罰金を科している。
今回の異議告知書ではグーグルの広告技術のビジネスモデルの中核部分が標的となる見通し。グーグルの広告事業は圧倒的な成功を収めており、年間売上高全体の約80%を占めている。2022年の広告収入は約2250億ドルに上った。
(NY時間14:27)
アルファベットC<GOOG> 123.93(+1.06 +0.86%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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