ダラー・ゼネラルが決算受け大幅安 ガイダンスを下方修正＝米国株個別

　ディスカウントストアのダラー・ゼネラル＜DG＞が大幅安。取引開始前に２－４月期決算（第１四半期）を発表し、既存店売上高が予想を下回ったほか、１株利益も予想を下回った。ガイダンスでも通期の１株利益を下方修正し、予想外の減収を見込んだほか、既存店売上高も下方修正している

　アナリストは「マクロ的な課題を克服している一方で、この売上高に基づくガイダンスの大幅な下方修正には、もっと大きな意味があるように思われる」と述べた上で、「最近のサプライチェーン問題や労働力への投資不足が、懸念されているよりもさらに大きな影響を及ぼしていると結論づけるしかない。ただし、第１四半期の粗利益率の改善はポジティブ・サプライズではあった」と評している。

（２－４月・第１四半期）
・既存店売上高：1.6％（予想：3.8％）
・1株利益（調整後）：2.34ドル（予想：2.40ドル）
・売上高：93.4億ドル（予想：95.0億ドル）
・粗利益率（調整後）：31.6％（予想：31.1％）
・営業利益：7.41億ドル（予想：7.64億ドル）
・商品在庫：14.7％増

（通期見通し）
・既存店売上高：1～2％（従来：3～3.5％）（予想：3.3％）
・１株利益：0～8％減（従来：4～6％増）
・売上高：3.5～5.0％増（従来：約5.5～6.0％増）

（NY時間10:51）
ダラー・ゼネラル＜DG＞　161.22（-39.87　-19.83%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美