マッカーシー米下院議長、債務上限交渉で何ら動き見られず

　米共和党のマッカーシー下院議長は債務上限交渉の最新情勢に関する記者団の質問に対し、「何ら実際的な動きは見られない」と述べた。上下両院を通過可能な合意を得るためには、「今週末までに何らかの合意が必要だ」と付け加えた。

　一方、バイデン大統領は明日、マッカーシー下院議長始め、他の議会指導者と会談を行う予定だと正式に発表。この会談は、先週から週末にかけて行われたスタッフレベルの会談を経て、今月２回目となる。交渉の主要な争点は、反貧困の政府給付のための労働条件の拡大であると両氏は述べた。

　イエレン財務長官は早ければ６月１日にもデフォルト（債務不履行）に陥る可能性があると警告している。