続伸、米国は年内にもSPRの補充を開始へ=NY原油概況
NY原油先物6月限(WTI)(終値)
1バレル=73.71(+0.55 +0.75%)
ニューヨーク原油は続伸。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月は0.55ドル高。その他の限月は0.47~0.70ドル高。
米エネルギー省のグランホルム長官によると、今年後半から米戦略石油備蓄(SPR)の補充が開始される可能性があることが相場を押し上げた。バイデン米政権による過去最大の放出でSPRは大きく減少している。ただ、4月の中国の原油輸入量が日量1030万バレルと今年1月以来の低水準となり、ゼロコロナ政策が解除された後の需要拡大が続いていないことが嫌気される場面はあった。
時間外取引で6月限は軟調に推移。通常取引前半にかけて71.34ドルまで下げ幅を拡大。ただ、その後は買い戻しが優勢となり、プラス圏に浮上。引けにかけて73.78ドルまで上げた。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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