英2月コア・サービスインフレは英中銀の予想を下回る可能性=NY為替
きょうのポンドドルは1.21ドル台で上下動しているものの、買い優勢の展開が見られ、21日線の上での推移を続けている状況。目先は直近高値の1.22ドルちょうど付近を突破し、1月に到達できなかった1.25ドルを試す流れになるか注目される。
来週のポンドはイベントが多く、忙しい週となりそうだ。最も注目なのは23日の英中銀金融政策委員会(MPC)だが、その前日22日に英消費者物価指数(CPI)の発表が予定されている。
最近の英中銀はサービスインフレに注目しており、その中でも、教育、パッケージ旅行、航空券を除外し、付加価値税の変化を調整したコア・サービスインフレが注目を集めている。エコノミストの計算によると、1月のコア・サービスインフレは前年比5.3%に大幅に低下したという。今回2月のデータはさらに低下が予想され、英中銀の予想である6.9%を大きく下回る可能性があるという。
市場では来週のMPCは0.25%の利上げが有力視されている。ただ、英中銀は利上げ打ち止めを示唆してくるのではとの見方もあるようだ。
GBP/USD 1.2176 GBP/JPY 160.91 EUR/GBP 0.8763
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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