FRBは市場の圧力に抵抗し、0.25%ポイントの利上げを行う可能性=NY為替
FRBはこの1年、ほぼ予定通りの利上げを続けてきた。ただ、ここに来て次のステップに疑問が高まっている。市場ではSVBの破綻をきっかっけに金融システムへの不安が台頭しており、リスク回避の雰囲気が強まっている。その主な要因が、FRBがこれまで実施してきた急激な利上げだ。それにより米国債の価格が急低下し、利回りは急上昇した。そのため、預金を米国債で運用してきた中小の金融機関の評価損が膨らんだ格好。国債なので償還まで保有すれば問題はないのだが、預金の大量解約があれば、評価損の状態にあっても、それを売却して対応せざるを得ない。
このような中で一部からは、来週のFOMCは利上げを一旦見送るべきとの意見も出ている。しかし、市場は0.25%ポイントの利上げを有力視しており、短期金融市場では85%の確率で見ている状況。銀行の危機は通常、ディスインフレと成長の低下をもたらすが、FRBは利上げを明確に行い、経済は健全な状態にあるというメッセージを市場に送るべきだとの主張も少なくない。ただ、何らかの慎重なメッセージは出てくる可能性は留意される。
ドル円は午後になって買い戻しが膨らんでおり、133.65円近辺まで戻している。
USD/JPY 133.63 EUR/USD 1.0599 GBP/USD 1.2107
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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