ブッキングが決算受け時間外で売買交錯＝米国株個別

　オンライン旅行のブッキング＜BKNG＞が引け後に１０－１２月期決算（第４四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を上回った。旅行業界では重要な指標であるグロスブッキングも予想を上回っている。

　同業他社と伴にインフレや景気後退懸念にもかかわらず、昨年最後の数カ月は旅行に対する需要が堅調であることを示唆した。フォーゲルＣＥＯは声明で「昨年から新年にかけて旅行者の需要が引き続き力強く、回復力があることに勇気づけられた」と述べた。

　ただ、株価は時間外で売買が交錯。他社の決算で事前に堅調な内容になることが予想されていたことから、材料出尽くし感の売りも出ているようだ。

（１０－１２月・第４四半期）
・1株利益（調整後）：24.74ドル（予想：21.51ドル）
・売上高：40.5億ドル（予想：39.0億ドル）
・EBITDA（調整後）：12.4億ドル（予想：11.8億ドル）
・グロスブッキング：272.9億ドル（予想：255.6億ドル）
・宿泊販売数：2.11億泊（予想：2.13億泊）
・レンタカー販売日数：1400万日（予想：1350万日）
・航空券販売枚数：600万枚（予想：570万枚）
・マーケティング費用：13.1億ドル（予想：13.1億ドル）

（NY時間16:49）時間外
ブッキング＜BKNG＞　2405.01（-21.48　-0.89%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美