パロアルトが決算受け時間外で７％上昇＝米国株個別

　サイバーセキュリティのパロアルト・ネットワークス＜PANW＞が引け後に１１－１月期決算（第２四半期）を発表し、１株利益が予想を上回ったほか、ビリング（未収請求を考慮した売上高）も予想を上回った。ただ、ガイダンスでは予想を下回るビリングおよび売上高の見通しを示している。

　アローラＣＥＯは声明で「ソフトウェアベースおよびクラウドベースの業績は、過去数年に渡り行ってきた投資の効果を示し、ビリングおよび年ベース経常収益（ＡＲＲ）のガイダンス引き上げを可能にした」と述べた。

　また、ゴルチャーＣＦＯは「収益性の高い成長を実現するための取り組みが第２四半期の業績に反映された。キャッシュフロー・マージンと営業利益率の目標値を引き上げ、引き続き事業の効率化に注力していく」と述べた。

　株価は時間外で７％上昇。

（１１－１月・第２四半期）
・1株利益（調整後）：1.05ドル（予想：0.78ドル）
・売上高：16.6億ドル（予想：16.5億ドル）
・ビリング：20.3億ドル（予想：19.6億ドル）
・残存履行義務：88億ドル（予想：83.8億ドル）

（２－４月・第３四半期見通し）
・1株利益（調整後）：0.90～0.94ドル
・売上高：17.0～17.3億ドル（予想：17.4億ドル）
・ビリング：20.0～22.5億ドル（予想：22.2億ドル）

（通期見通し）
・1株利益（調整後）：3.97～4.03ドル
・売上高：68.5～69.1億ドル（予想：68.9億ドル）

（NY時間16:51）時間外
パロアルト＜PANW＞　178.93（+12.04　+7.21%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美