エネルギー株が軟調 米当局が戦略原油備蓄から2600万バレルを放出=米国株個別
エネルギー株が軟調に推移している。NY時間の終盤に入って原油相場が下げに転じている。米当局が戦略原油備蓄からさらに2600万バレルを放出すると伝わった。4月から6月の間に実施される。今回の放出は緊急ではなく、数年前に国会で承認された今年度の売却の一部だという。
米エネルギー省は、現在約3億7100万バレルある緊急備蓄を補充するため、2015年の法律で義務付けられた売却の一部を停止するよう求めてきた。今回の放出後、備蓄は約3億4500万バレルまで落ち込む。
ロシアがウクライナに侵攻し、原油が1バレル100ドル超に高騰した後、価格を下げのためにバイデン政権は昨年、戦略石油備蓄から1億8000万バレルを引き出すことを決定した。共和党からは、過去最大の放出量であり、1983年以来最低の水準まで石油備蓄を消耗させたことへの批判も出ている。
(NY時間15:15)
エクソンモービル<XOM> 117.35(-0.92 -0.77%)
シェブロン<CVX> 170.77(-1.20 -0.70%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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