マードック氏がニューズとフォックスの合併計画を断念=米国株個別
ニューズ・コーポレーション<NWSA>とフォックス<FOX>が上昇。創業者のルパード・マードック氏が両社の合併計画を断念した。マードック氏の息子でフォックスのCEOを務めるラックラン・マードック氏が株主から、「合併は現時点では株主にとって最適ではないと判断した」という書簡を受け取ったと発表。合併を検討していた両社の取締役会の特別委員会は解散。
10月に発表された合併話はFoxニュースなど放送事業の親会社と、ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)、NYポスト、ハーパーコリンズを含む印刷報道の再結成を約束するものだった。
ニューズ・コーポレーションの株主の多くは、フォックスとの合併がオンライン不動産事業を含む同社の資産を過小評価していると公然と反対した。マードック氏のもう1人の息子であるジェームズ・マードック氏は両社の取締役会に対し、提案されている取引について疑問を投げかける書簡を提出していたという。
(NY時間10:40)
ニューズ・コーポレーション<NWSA> 21.14(+1.61 +8.24%)
フォックス<FOX> 31.29(+0.66 +2.15%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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