【これからの見通し】イベント待ち、きょうは米FOMC議事録の発表
【これからの見通し】イベント待ち、きょうは米FOMC議事録の発表
年初の荒れた相場展開から、今日は比較的落ち着いた値動きとなっている。このあとのNY市場では米FOMC議事録が公表される予定で、結果内容を見極めたいとのムードが広がっているようだ。また、金曜日には米雇用統計の発表が予定されている。次第に市場流動性が戻ってきており、本来のファンダメンタルズ材料に基づいた相場となることが期待される。
この後の海外市場で発表される経済指標は、スイス消費者物価指数(12月)、香港小売売上高(11月)、フランス、ドイツ、ユーロ圏などの非製造業PMI確報値(12月)、米MBA住宅ローン申請指数(12/24 - 12/30)、米ISM製造業景気指数(12月)、米求人件数(11月)など。米ISM製造業景気指数(12月)の市場予想は48.5程度と前回の49.0からはやや低下する見込み。ただ、大幅な低下とならなければ、利上げによって景気がやや冷やされている証拠として評価される場合もありそうだ。
発言イベント関連では米FOMC議事録に注目が集まる。4回連続の75bpから50bpへと利上げペースが鈍化した会合の内容となる。一方で、ターミナルレートについては引き上げられており、今後は通常のペースである程度息の長い利上げが続く公算が高まってきているようだ。市場がハードランディングを回避できるとの確信を持てるのかどうかがポイントとなりそうだ。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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