ネットフリックスの下げがきつい 広告主に返金していると伝わる=米国株個別
きょうの米株式市場は全面安の展開となる中、IT・ハイテク株にも売りが強まっている。その中でもネットフリックス<NFLX>の下げがきつい。9%超下落し、10月以降で最大の下げ幅となっている。
同社が広告主に返金していると伝わったことが嫌気されている。オンラインメディアのDIGIDAYが伝えた。広告主に保証した視聴率を下回っており、広告主は未掲載の広告をキャンセルすることができるようになっている。広告主に保証している視聴者数の約80%にしか広告を配信できていないケースもあるという。
アナリストからは「同社の広告展開はゆっくりとしたスタートを切ったように思われるが、パニックになる段階ではない。マクロ環境の暗雲は広告業界にも迫っているが、同社が広告主に対する視聴率保証を果たせないのは、需要の低下というよりも、コンテンツの供給不足によるものである可能性が高い」と指摘した。
(NY時間13:33)
ネットフリックス<NFLX> 287.61(-30.22 -9.51%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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