【本日の見通し】英・欧の中銀会合に注目
【本日の見通し】英・欧の中銀会合に注目
今月もっとも注目されていた米連邦公開市場委員会をクリアした。サプライズ感はなかったが、ターミナルレート見通しが上方修正されており、ドル高が意識されるところ。市場は13日の米CPI後にターミナルレート見通しが4.75-5.00%まで下がっていたが、今回のFOMCで5.00-5.25%が示されている。3月で利上げ打ち止めとの見通しも5月まで継続の見通しとなっており、ドル高基調が意識される。
もっとも今日は英、欧の中銀金融政策会合が予定されており、そちらに注目が集まりそう。ともに0.5%利上げが見込まれている。ECBはラガルド総裁の会見が注目を集める。今後の利上げ幅縮小に向けた姿勢が強く示されるとユーロ売りが見込まれる。
英中銀は投票結果がかなり別れそう。0.75%を主張するメンバーが複数出る可能性がある一方、据え置き主張も出そう。今回の英中銀は会見などがないため、投票結果と声明・議事要旨が注目ポイントとなる。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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