BJsホールセールが好決算も下落 商品粗利率の低下を嫌気=米国株個別
会員制スーパーのBJsホールセール・クラブ<BJ>が下落。取引開始前に8-10月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。同社のフェリスCFOは声明で「食品雑貨事業の持続的な好調と市場シェア拡大を受け、事業の先行きには楽観的だ」と述べた。
ただ、株価は冴えない動き。商品粗利率が第3四半期は0.3%低下し、通期も0.4%の低下が見込まれると発表したことが嫌気されている。
サプライチェーンのコストが増加したことに加え、インフレカテゴリーへの投資や、一般商品在庫の値引きが要因と説明している。
(8-10月・第3四半期)
・既存店売上高:5.3%(予想:2.0%)
・1株利益(調整後):0.99ドル(予想:0.84ドル)
・売上高:47.9億ドル(予想:46.7億ドル)
メンバー会費:0.99億ドル(予想:1.02億ドル)
・商品在庫:15.0億ドル(予想:14.1億ドル)
(通期見通し)
・既存店売上高:5.0~5.5%
・1株利益(調整後):3.70~3.80ドル
(NY時間13:40)
BJsホールセール<BJ> 73.00(-5.36 -6.84%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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