ダウ平均は3日続伸 次第に楽観的な見方も=米国株序盤
NY株式12日(NY時間10:58)
ダウ平均 33435.16(+97.63 +0.29%)
ナスダック 12890.19(+110.28 +0.86%)
CME日経平均先物 28590(大証終比:+50 +0.17%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は3日続伸。米消費者物価指数(CPI)を始め、今週発表の物価指標がインフレのピークを期待させる内容となったことで、株式市場は買い戻しを加速させている。その流れがなお続いている模様。
FRBのタカ派姿勢に変化はないものの、FRBが積極利上げ姿勢を後退させる時期が予想以上に早くなるのではとの見方が株式市場をサポートしている。リセッション(景気後退)も気掛かりではあるが、マイルドな後退になるとの見方が根強く株式市場を支えている。
これまでは、最近の上昇は典型的な弱気相場の中の一時的上昇との見方が有力だったが、一部からは、今回の上昇はそれ以上のものだとの見方も出ているようだ。
「われわれは、市場が年内に最高値を更新と主張しているわけではないが、インフレが緩和されFRBが利上げのペースを緩めれば、高値を目指しても不思議はない」との声も出ている。市場には次第に、楽観的な見方が広まりつつあるようだ。
きょうはIT・ハイテク株が堅調。米国債利回りが低下しており、金利に敏感な成長株に買いが入っている模様。一方、原油相場が再び下落しており、エネルギー株が軟調に推移している。
アップル<AAPL> 170.36(+1.87 +1.11%)
マイクロソフト<MSFT> 288.43(+1.41 +0.49%)
アマゾン<AMZN> 140.68(+0.04 +0.03%)
アルファベットC<GOOG> 120.75(+0.93 +0.78%)
テスラ<TSLA> 876.58(+16.69 +1.94%)
メタ・プラットフォームズ<META> 180.01(+2.52 +1.42%)
AMD<AMD> 100.62(+2.50 +2.54%)
エヌビディア<NVDA> 184.39(+4.97 +2.77%)
ツイッター<TWTR> 44.19(+0.25 +0.57%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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