ウォルマートが法人向け業務の人員を200名削減=米国株個別
取引終了後にウォルマート<WMT>の人員削減のニュースが伝わっている。コスト上昇、在庫拡大、一般消費財の需要減退に対処するため、同社は約200名の法人向け業務の人員を削減する。マーチャンダイジングとテクノロジー部門のスタッフが含まれるという。一方、電子商取引、健康・福祉、広告販売、サプライチェーンなどの分野では逆に不特定多数の雇用を増やす。
組織を刷新し、一部の職務を進化させることで、会社をより明確にし、力強い未来に向けたより良い位置づけにすると述べたほか、同時に主要分野へのさらなる投資と、顧客、サプライヤー、ビジネスコミュニティに対するサービス拡大をサポートする新たな部門の設立も行っているとしている。
同社は3カ月足らずの間に2回目の通期利益見通しを下方修正してから1週間後に締め付けを強めている。高インフレが食品や基礎的商品のコストを上昇させる中、米消費者は衣類や耐久消費財をあまり購入しなくなった。その中で同社は収益性の低い食料品の売上高が高騰し続けているにもかかわらず、一般商品の値下げを促進している。
決算受け時間外で株価は小幅に下落
(NY時間17:41)時間外
ウォルマート<WMT> 129.75(-0.75 -0.57%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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