サウスウエスト航空が決算受け下落 年後半も逆風が続くと見込む=米国株個別
サウスウエスト航空<LUV>が取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。
第3四半期については、売上高は2019年比で8%-12%増、座席有効マイルは2019年比でほぼ横ばいと見ている。一方、通期については、座席有効マイルが2019年比で約4%減を見込んでいる。
ただ、株価は冴えない反応。インフレ圧力と最適とは言えない生産性レベルでの運用による逆風が年後半も続くと見込んでいると述べたことが嫌気されている模様。また、ボーイングからの航空機納入に遅れが生じており、2022年の納入は当初予想の114機から66機に減少する見込み。
ジョーダンCEOは声明で、「これらの遅延にもかかわらず、予定通りのフライトスケジュールをこなすことができると確信している」と声明で述べている。「第2四半期に旅行需要が急増し、これまでのところは強い需要傾向が続いている」とも述べた。
(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):1.30ドル(予想:1.17ドル)
・売上高:67.3億ドル(予想:66.6億ドル)
旅客収入:61.2億ドル(予想:60.4億ドル)
・座席有効マイル:373.2億(予想:373.3億)
・有償旅客マイル:325.2億(予想:319.0億)
(NY時間13:08)
サウスウエスト航空<LUV> 38.03(-2.74 -6.72%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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