アマゾンの下げ目立つ ウォルマートの利益見通しの下方修正とUPSの決算が重し=米国株個別
きょうはIT・ハイテク株の売りが強まっているが、その中でもアマゾン<AMZN>の下げが目立っている。アマゾン自体の悪材料は特に出ていないが、ウォルマート<WMT>の利益見通しの下方修正と、宅配のUPSの決算が重しとなっている模様。
ウォルマートの利益見通しの下方修正は、消費者がインフレ高騰により高額商品を敬遠し、利幅の小さい食料品の購入に集中。消費者の購入意欲がますます衰えている商品について在庫整理が必要となっている姿を浮き彫りにした。
一方、UPSは好決算ではあったものの、1日の平均荷物量が米国で4%、国際事業で13%以上減少したことを示し、消費者の購買パターンがモノからサービスへの支出にシフトしていることが示唆されている。
アマゾンのeコマース部門にも同様の影響が出ているのではとの不安が広がっている模様。
(NY時間14:22)
アマゾン<AMZN> 114.80(-6.34 -5.23%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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