バンカメが決算受け上昇 自社株買いの一時中止は計画せず=米国株個別
バンカメ<BAC>が上昇。取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、営業収益とも予想を下回った。トレーディング収入は株式が期待ほど伸びず予想を下回ったほか、投資銀行部門も他行同様に冴えない内容となった。一方、利上げ効果もあり、純金利収入は124.4億ドルと予想を上回った。
モイニハンCEOは声明で「金利上昇により純利息収入が大幅に増加し、資本市場の低迷する環境下で好調な業績をあげることができた」と述べた。
まちまちの決算ではあったものの、他行のような自社株買いの一時中止は計画していないと発表したことが好感されている。市場の動向次第で、資本を構築する時間的余裕があるとしている。
(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):0.73ドル(予想:0.75ドル)
・営業収益(調整後):227.9億ドル(予想:228.6億ドル)
トレーディング:39.9億ドル(予想:40.1億ドル)
FICC:23.4億ドル(予想:22.9億ドル)
株式:16.5億ドル(予想:17.1億ドル)
ウェルス・マネジメント:54.3億ドル(予想:54.3億ドル)
投資銀行:11.3億ドル(予想:13.1億ドル)
・純利息収入:124.4億ドル(予想:123.0億ドル)
・融資残高:1兆308億ドル(予想:1兆108億ドル)
(NY時間09:45)
バンカメ<BAC> 33.07(+0.82 +2.53%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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