反発、サウジとロシアは良好な関係を強調=NY原油概況
NY原油先物7月限(WTI)(終値)
1バレル=117.58(+2.27 +1.97%)
ニューヨーク原油は反発。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が2.15~2.27ドル高、その他の限月は0.99~1.94ドル高。
主要国の景気後退懸念の高まりを背景に需要見通しが悪化している一方、供給ひっ迫懸念が根強いことが相場を支えた。米国は新たな対イラン制裁を発表しており、イラン核合意の再建によってイラン産原油の供給量が回復する時期は見通せない。サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相がロシアのノバク副首相とモスクワで会談し、石油輸出国機構(OPEC)プラスの協調関係が来年以降も継続する見通しであることも支援要因。
時間外取引で7月限は堅調に推移する場面はあったが、プラス圏を維持できず、次第に売りが優勢となった。通常取引序盤には112.31ドルまで下落。ただ、その後は買い戻しが強まり、118.08ドルまで上げた。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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