ダウ平均は一時3万ドル割れ 景気後退リスクを改めて意識=米国株序盤
NY株式16日(NY時間09:50)
ダウ平均 29967.49(-701.04 -2.31%)
ナスダック 10774.33(-324.82 -3.00%)
CME日経平均先物 25720(大証終比:-710 -2.76%)
きょうのNY株式市場は戻り売りが強まり、ダウ平均は3万ドルを割り込んで始まっている。前日のFOMCは1994年以来の大幅利上げを行い、FRBは歴史的な高インフレ抑制に引き続き積極的であることを市場に示した。
それにもかかわらず、前日の株式市場は買い戻しを強めていた。パウエル議長は来月にも0.50%か0.75%程度の利上げを行う可能性を示唆したものの、今回の大幅利上げは異例の大きさであり、この規模の動きが一般的になるとは思っていないと述べたことを手掛かりに買い戻しを強めたようだ。
しかし、FRBの積極姿勢による来年のリセッション(景気後退)への警戒感は根強く、きょうは改めて売りを強めている模様。市場からは、「株式市場や経済はまだかなりの逆風にさらされており、最悪の事態を脱したとは確信できない」との声も出ている。一方で「少なくとも短期的には、この下落サイクルはより楽観的な局面を迎えているかもしれない」とも付け加えた。
IT・ハイテク株や銀行、産業を始め、全面安で始まっている。
アップル<AAPL> 131.30(-4.13 -3.05%)
マイクロソフト<MSFT> 246.02(-5.74 -2.28%)
アマゾン<AMZN> 103.88(-3.79 -3.52%)
アルファベットC<GOOG> 2175.40(-32.41 -1.47%)
テスラ<TSLA> 662.27(-36.73 -5.25%)
メタ・プラットフォームズ<META> 162.50(-6.85 -4.04%)
AMD<AMD> 85.24(-4.06 -4.55%)
エヌビディア<NVDA> 157.60(-7.67 -4.64%)
ツイッター<TWTR> 38.22(+0.23 +0.61%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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