ブレイズが決算受け上昇 通期ガイダンスを上方修正=米国株個別
ソフトウエア開発のブレイズ<BRZE>が上昇。同社は消費者とブランド間の顧客中心のインタラクションを実現する顧客エンゲージメントプラットフォームを提供する。前日引け後に2-4月期決算(第1四半期)を発表し、1株損益の赤字は予想以上だったものの、売上高は予想を上回った。ガイダンスも公表しており、通期の1株損益の赤字見通しを上方修正したほか、売上高は予想を上回る見通しを示している。
声明では「強い勢いを考慮し、2023年度の見通しを上方修正した。規律と効率を重視した事業運営を行いながら、クラス最高の顧客エンゲージメントを大規模に提供することに引き続き尽力する」と述べている。
アナリストからも前向きなコメントが伝わっており、「同社の顧客保持力は相対的にマクロの逆風から同社を保護する可能性がある。同社の見通しには、エンドマーケットの需要がマクロの懸念をいまのところ上回っていることが反映されている」という。
(2-4月・第1四半期)
・1株損益(調整後):-0.42ドル(予想:-0.37ドル)
・売上高:0.77億ドル(予想:0.72億ドル)
・粗利益率:67.8%(予想:65.4%)
(5-7月・第2四半期見通し)
・1株損益(調整後):-0.19~-0.20ドル
・売上高:0.80~0.81億ドル
(通期見通し)
・1株利益(調整後):-0.78~-0.82ドル(従来:-0.80~-0.84ドル)(予想:-0.83ドル)
・売上高:3.45~3.49億ドル(予想:3.40億ドル)
(NY時間10:12)
ブレイズ<BRZE> 32.87(+3.47 +11.79%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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