ダウ平均は横ばいで始まる 明日のFOMCの結果待ち=米国株序盤
NY株式14日(NY時間09:45)
ダウ平均 30549.01(+32.27 +0.10%)
ナスダック 10796.43(-12.80 -0.11%)
CME日経平均先物 26540(大証終比:-120 -0.45%)
きょうのNY株式市場は下げが一服し、ダウ平均は横ばいで始まっている。前日のダウ平均は一時1000ドル超下落したほか、S&P500は1月3日の過去最高値から22%以上下落し、パンデミック以来2度目の弱気相場入りとなった。
先週末の米消費者物価指数(CPI)を受けてFRBの積極利上げへの警戒感が更に高まっており、明日結果が発表されるFOMCを前に急ピッチなポジション調整が入ったものと思われる。きょうはその調整も一段落し、結果待ちの雰囲気となっているようだ。
FRBが今回のFOMCで0.75%ポイントの利上げを協議との報道も流れ、市場ではサプライズの大幅利上げを織り込む動きが見られている。CMEのFEDウォッチでは0.75%ポイントの利上げを90%以上の確率で織り込む動きとなっている。
きょうはIT・ハイテク株にも買い戻しが広がっている。前日引け後に決算を発表したオラクル<ORCL>の上昇もサポートとなっているようだ。3-5月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。市場をリードするヒュージョンとネットスイートのクラウドアプリが牽引した。クラウドインフラ事業の高成長と新たに買収したサーナー社のアプリケーション事業により、同社は今後数四半期に渡って輝かしい成長を実現する好位置にあることが示された。
フェデックス<FDX>が大幅高。取引開始前に四半期配当の増配を発表した。従来の1株0.75ドルから1.15ドルに53%増配している。市場の予想は0.87ドルだった。
オラクル<ORCL> 70.16(+6.11 +9.54%)
フェデックス<FDX> 222.49(+21.51 +10.70%)
アップル<AAPL> 131.81(-0.07 -0.06%)
マイクロソフト<MSFT> 242.41(+0.15 +0.06%)
アマゾン<AMZN> 103.10(-0.57 -0.55%)
アルファベットC<GOOG> 2140.39(+2.86 +0.13%)
テスラ<TSLA> 638.61(-8.60 -1.33%)
メタ・プラットフォームズ<META> 163.32(-0.94 -0.57%)
AMD<AMD> 86.51(-0.48 -0.55%)
エヌビディア<NVDA> 155.34(-1.13 -0.72%)
ツイッター<TWTR> 38.14(+1.11 +3.00%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。