ターゲットが決算受け大幅安 インフレでコストが利益圧迫=米国株個別
ディスカウントストア大手のターゲット<TGT>が大幅安。取引開始前に2-4月期決算(第1四半期)を発表し、既存店売上高や売上高は予想を上回ったものの、1株利益が予想を大きく下回ったことが嫌気されている。前日のウォルマート<WMT>と同様の結果となった。
同社のコーネルCEOは声明で「四半期を通じて様々な要因により予想外に高いコストに直面した。その結果、収益性が予想を大幅に下回った」と述べた。ただ、1桁台半ばの成長および8%超の営業利益率という長期目標は引き続き継続するとしている。
通期については、売上高の1桁台前半から半ばの伸びを見込み、従来の見通しを据え置いた一方、営業利益率については6%前後に下方修正している。
(2-4月・第1四半期)
・既存店売上高:3.3%(予想:1.2%)
デジタル:3.2%(予想:3.7%)
・1株利益(調整後):2.19ドル(予想:3.06ドル)
・売上高:248.3億ドル(予想:243.4億ドル)
・粗利益率(調整後):25.7%(予想:29.0%)
・営業利益:13.5億ドル(予想:19.7億ドル)
・営業利益率:5.3%(予想:8.13%)
・EBITDA(調整後):20.4億ドル(予想:26.7億ドル)
(通期見通し)
・売上高:1桁台前半から半ば
・営業利益率:6%前後(従来:8%前後)
(NY時間09:45)
ターゲット<TGT> 159.67(-55.61 -25.83%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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