ハリバートンが決算発表 株価はプラスで推移=米国株個別
シェールオイルなど資源企業向けエンジニアリングサービスのハリバートン<HAL>が取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益は予想範囲内だったものの、売上高は予想を若干上回った。同社はまた、ロシアのウクライナ侵攻でウクライナにある全資産を償却し、2200万ドルを引き当てた。第1四半期の純利益の約8%に相当。この費用には1600万ドルの債権が含まれている。
パンデミックで大きく落ち込んだ資源採掘業界は、大規模な人員削減、価格引き下げ、不安定なシェール事業からより安定した海外事業への転換を図った後、今年は過去最大の年間売り上げを記録する勢い。ただ、サプライチェーンの混乱や労働者不足など、多くの課題も乗り越えなければならない。
同社のミラーCEOは「北米の石油・ガスのバリューチェーン全体で大きなひっ迫が見られる。フラッキング事業部門はほぼ完売状態の市場において、顧客が同社製品を買い求め続けているため、成長するはずだ」と述べた。
株価は下落して始まったものの、その後は買い戻しが見られ、プラスに転じている。
(1-3月・第1四半期)
・1株利益(調整後):0.35ドル(予想:0.35ドル)
・売上高:42.8億ドル(予想:42.0億ドル)
完成工事および生産:23.5億ドル(予想:23.8億ドル)
掘削・評価:19.3億ドル(予想:18.2億ドル)
北米:19.3億ドル(予想:18.7億ドル)
欧州・アフリカ・CIS:6.77億ドル(予想:7.01億ドル)
中東・アジア:10.3億ドル(予想:9.87億ドル)
南米:6.53億ドル(予想:6.35億ドル)
(NY時間10:29)
ハリバートン<HAL> 42.36(+0.72 +1.72%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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