WD-40が上昇 決算は冴えないものの高評価=米国株個別
特殊化学のWD-40<WDFC>が前日引け後に12-2月期決算(第2四半期)を発表しており、1株利益、売上高とも予想を上回った。一方、通期見通しについては、1株利益を下方修正するなど、冴えない見通しを示している。
ただ、アナリストからは前向きな分析が出ており、株価もポジティブな反応を示している。市場シェア拡大と新製品発売が2022年度の販売数量3%拡大を支えるだろうと評した。地域別の売上高予測の下限を満たせば、2025年度の販売目標に到達するはずだとも述べている。
「スマートストロー2.0」の世界展開が拡大し、インドや中国などのまだ浸透していない地域でのシェア拡大に貢献するはずだという。一方、投入資材、輸送費、保管コストは値上げを相殺するものの、2023年まで利益を圧迫する可能性が高いとも指摘した。
(12-2月・第2四半期)
・1株利益(調整後):1.41ドル(予想:1.02ドル)
・売上高:1.30億ドル(予想:1.27億ドル)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):5.14~5.27ドル(従来:5.24~5.38ドル)(予想:5.26ドル)
・売上高:5.22~5.47億ドル(予想:5.33億ドル)
(NY時間10:42)
WD-40<WDFC> 197.20(+22.69 +13.00%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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