ブッキングが好決算も大幅安 宿泊予約が予想下回る=米国株個別
オンライン旅行のブッキング<BKNG>が大幅安。前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。オミクロン株が世界の観光業を混乱させたにもかかわらず、予想通りの予約取扱総額を報告し、回復力を維持していることを示した。
同社のフォーゲルCEOは「第1四半期について、これまでに見られた有意義な予約の改善に勇気づけられる」と述べた一方、「今年に入っても感染が旅行需要にマイナスの影響を与える時期が続くと思われる」と慎重な見方も示した。
ただ、株価は決算発表直後こそ時間外で上昇の反応を見せたものの、その後は売りが強まっている。予約取扱総額は予想通りだったものの、ホリデーシーズン中のプラットフォームでの宿泊予約が予想を下回ったことが嫌気されている模様。
(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):15.83ドル(予想:13.50ドル)
・売上高:29.8億ドル(予想:28.8億ドル)
・EBITDA(調整後):9.40億ドル(予想:8.08億ドル)
・予約取扱総額:190.1億ドル(予想:190.1億ドル)
(NY時間10:31)
ブッキング<BKNG> 2181.92(-287.91 -11.66%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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