フォードが活況 EV事業の分社化模索との報道=米国株個別
フォード<F>が先程から活況となっている。同社は電気自動車(EV)事業を従来の事業と切り離す方法を模索していると伝わった。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。同社のファーリーCEOはEV事業を分社化したいと考えており、どちらか一方を独立させることも検討しているという。分社化すれば、テスラ<TSLA>に1兆ドルに迫る市場価値を与えたような利益を生み出せるかもしれないと考えているようだ。
ただ、分社化は創業家のフォード一族にとっては受け入れ難い可能性があるとも伝えている。フォード一族はクラスBの議決権株通じて同社を支配しているが、118年の歴史を持つ同社に対する影響力を失うことを警戒しているという。ビル・フォード会長率いる創業者一族は、同社の取締役会の3つの議席を持っている。
(NY時間10:40)
フォード<F> 18.15(+0.61 +3.50%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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