続落、新たなイラン核合意の成立を警戒=NY原油概況
NY原油先物3月限(WTI)(終値)
1バレル=89.36(-1.96 -2.15%)
ニューヨーク原油の期近は続落。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が1.96~1.87ドル安。その他の限月は1.78~0.33ドル安。
イラン核合意再建に向けて、米国とイランにやや歩み寄りがみられることが引き続き相場を圧迫した。米国は現在行われている協議を最終局面としており、新たな合意が結ばれる可能性が意識されている。合意が成立した場合、米国が対イラン制裁を解除し、減少しているイランの原油供給が回復する見通し。米エネルギー情報局(EIA)が月報で米原油生産見通しを上方修正したことも圧迫要因。
時間外取引から3月限は軟調に推移。通常取引開始後は88.51ドルまで一段安となった。ただ、引けにかけては安値からやや切り返した。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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