【新興国通貨】ルーブル安の調整入る展開に~ロシアルーブル

【新興国通貨】ルーブル安の調整入る展開に~ロシアルーブル

　ロシアルーブルは昨年末から対ドルを中心にやや軟調地合いとなり、ドルルーブルは一時77.10台昨年4月以来のドル高ルーブル安圏での推移。ウクライナ問題への警戒感が広がり、ルーブルの重石となっていると見られた。
　10月後半の69台からの上昇基調が続く中、昨年76ちょうど前後を付けた後、いったんは調整も、クリスマス明けに73台から上昇基調が強まる格好に。年明けの上昇は特に顕著となり、5日に直近高値を付ける動きを見せた。ウクライナ問題を巡っての米国や欧州との対立が警戒感につながっていた。
　もっとも昨日の市場ではルーブルの買い戻しが目立った。米露のウクライナ問題に関する協議への期待感が広がる形でルーブル買いに。ドルルーブルは75を割り込む場面も見られた。
　
　5日の海外市場で1.50を割り込む場面まで見られたルーブル円も、ルーブル買いの動きから反発を見せ、1.54台を付ける動きとなっている。

RUBJPY　1.5403