カジノ株が上昇 マカオゲーミング検査調整局の最終報告書に安心感も=米国株個別
ラスベガス・サンズ<LVS>やウィン・リゾーツ<WYNN>などカジノ株が上昇。カジノ企業はマカオでの展開が主となっているが、マカオではコンセッション(カジノ経営権契約)を結ぶ6社が、およそ40のカジノ施設を2001年から運営している。来年6月26日にその契約満期日が到来するが、これを機にマカオ政府は、カジノゲーミング経営法の改正を試みている。意見公募も実施後、法改正に関するマカオゲーミング検査調整局(DICJ)の最終報告書が発表された。
具体的な改正項目は9項目あるが、カジノ業者にとって最も重要な項目であるカジノ経営権の発給数について、意見公募の回答は、44%が現行の6社に制限、17%が6社以上、10%が6社未満だった。
マカオ政府は業者を3-4社に制限したい意向とも伝わっており、市場には懸念も広がっていた。意見公募では現行の6社に制限が最も多い回答となっており、市場にはひとまず安心感が広がっているようだ。しかし、マカオ政府が必ずしも公募意見の通りに経営権の発給を行うかは未知数。
(NY時間14:39)
ラスベガス・サンズ<LVS> 38.50(+1.47 +3.97%)
ウィン・リゾーツ<WYNN> 88.52(+2.65 +3.09%)
MGMリゾーツ<MGM> 45.68(+0.40 +0.88%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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